「お店で見かける、あの美しいハートのラテアート、自分でも作れたらいいのにな…」
「綺麗なハートのラテアートを作れるようになって、コーヒータイムをもっと特別な時間にしたい…!」
「ラテアートに挑戦してみたものの、思うようにハートが描けない…」
そんな悩みを抱えていませんか?カフェでラテアートが提供され、バリスタがサッと作るのを見て、「自分もやってみよう」と挑戦してみたものの、なかなかうまくいかない…。
ハートが歪んでしまったり、ミルクがうまく広がらなかったり…そんな経験、ありますよね。
でも、実はちょっとしたコツを押さえるだけで、誰でもハートのラテアートが作れるようになるんです!今回は、初心者でも失敗しないハートのラテアートの作り方を、3つの簡単なステップでご紹介します。これを読んで、ハートのラテアートが作れるようになりましょう!
ハートのラテアートとは
ハートのラテアートは、ラテアート初心者でも挑戦しやすいデザインの一つです。フリーポア(ミルクを注ぐだけでアートを描く技法)を使って、カフェラテやカプチーノの表面にハートを描きます。このハートは、シンプルに見えますが、ラテアートの基本的な技術が詰まったデザインなんです。
この絵柄を身につければ、ほかのデザインにも応用できます。この記事では、初心者でも失敗しない、簡単で分かりやすいハートのラテアートの作り方を解説していきます。さあ、挑戦してみましょう!
必要な道具と材料
まずは、ラテアートを作るために最低限必要な道具を揃えましょう。以下のアイテムが基本です。
- スプレッソマシン:エスプレッソを抽出し、ミルクを泡立てるために使います。
- グラインダー:コーヒー豆をエスプレッソ用に細かく挽くための道具です。
- ミルクピッチャー:スチームミルクを注ぐための専用ピッチャー。
- ラテカップ:ラテアートを描きやすい口の広いカップがおすすめです。
- コーヒー豆:鮮度の良い深煎り豆を選びましょう。
- 牛乳:無調整牛乳がおすすめ。泡立てやすく、滑らかなミルクフォームが作れます。
おすすめの道具
【家庭用エスプレッソマシン】
デロンギ スティローザ エスプレッソ・カプチーノメーカー
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B08XV5MPBS
おすすめポイント
- 手頃な価格:初めてのラテアートにもぴったりなエントリーモデル。手頃な価格でありながら、エスプレッソの抽出とミルクの泡立てがしっかりできます。
- コンパクトで使いやすい:コンパクトなデザインなので、キッチンに置いても邪魔になりません。
【家庭用グラインダー】
デロンギ コーン式コーヒーグラインダー
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B07WDNHXJH
おすすめポイント
- コーン式で均一な挽き具合:コーヒー豆を摩擦で傷めにくいコーン式を採用し、エスプレッソ用の細かい挽き具合も簡単に調整できます。
- 操作がシンプル:初心者にも扱いやすく、15段階の挽き具合調整が可能。これ1台でドリップやフレンチプレスにも対応できます。
【ミルクピッチャー】
WPM ミルクピッチャー 450ml
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0923VB4FN
おすすめポイント
- 注ぎ口が細くコントロールしやすい:繊細な注ぎが可能な設計で、初心者でもハートやリーフなどのラテアートが描きやすくなっています。
- プロも愛用:ラテアートの大会で使われることも多く、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されています。
【ラテカップ】
ORIGAMI 6oz Latte Bowl
公式:https://origami-kai.com/products/6oz-latte-bowl
おすすめポイント
- 広い口で描きやすい:ラテアートに最適な、広い口と丸い底を持ったデザイン。これにより、初心者でもミルクを注ぎやすく、アートが描きやすいです。
- おしゃれなデザイン:多くのカフェでも使用されており、デザインがシンプルで美しく、写真映えもするので自宅でも特別感を楽しめます。
「全部揃えるのは大変!」という方へ
もちろん、初めからすべての道具を揃えるのは難しいかもしれません。そこで、まずは最低限「ミルクピッチャー」と「ラテカップ」だけを準備してみてください。これだけでも十分にラテアートを楽しむことができますよ!
▶エスプレッソマシンがなくても大丈夫
もしエスプレッソマシンがない場合でも、心配ありません。インスタントコーヒーを少し濃いめに入れることで代用できますし、ココアや抹茶を使ったラテもおすすめです。これなら、あなたの好みに合わせたアレンジが楽しめますね。
▶スチームミルクの代わりもお任せ
また、スチームミルクもエスプレッソマシンがなくても簡単に作れます。「ミルクフォーマー」や「フレンチプレス」を使えば、泡立てたミルクが手軽に準備できるんです。
エスプレッソやミルクの作り方に関しては、今後別の記事で詳しく解説しますので、そちらもお楽しみに!
ハートのラテアートを作る3ステップ!
では早速、3つのステップでハートのラテアートを作ってみましょう。ここからは、簡単に誰でもできる方法を紹介します。
ステップ1:ミルクを泡立てる ~スチーミングをしてフォームミルクを作ろう~
まずは、ミルクを泡立てます。美しいハートのラテアートを作るためには、ミルクの泡立て(スチーミング)がとても重要です。ここでは、家庭用のエスプレッソマシンを使ったスチーミングの方法を、初心者でもわかりやすいように、詳しく解説します。
1.ピッチャーに牛乳を注ぐ
牛乳の量はカップに合わせて調整します。一般的には180ml〜200ml程度が適量です。
例:6オンスのカップ→180ml、8オンス→200ml
2.スチームノズルを空ぶかしする
スチームノズルに溜まった水を出すため、一度空ぶかし(スチームを1回動かす)を行います。 ※やけどには十分注意!
3.ミルクを泡立てる
まず、スチームノズルの先端を牛乳に約1cm差し込みます。ノズルがピッチャーに対して5時か7時の方向に向くようにセットして、スチーㇺをオンにしましょう。
最初のポイントは、牛乳がしっかり回ること。表面がクルクルと回転し始めたら、ピッチャーをゆっくりと下げていきます。この時、ノズルが牛乳の表面から離れないように注意が必要です。理想的な音は「キーン」という高音から、次第に「チッチッ チッチッ」という柔らかい音に変わるタイミング。ここで、10~15秒ほど泡立てをキープしましょう。
注意ポイント:一気にピッチャーを下げないこと! 急に下げてしまうと、スチームノズルが牛乳の液面から離れて「ボゴッ」と大きな泡が入り、きめ細かいフォームミルクが作れなくなります。ここは慎重に行うのが成功の秘訣です!
4.牛乳全体を撹拌(かくはん)する
ミルクが泡立ち始めると、徐々にかさが増してきます。1~1.5cmほど増えたところでピッチャーを少し上げ、スチームノズルが再び牛乳に約1cm刺さった状態をキープしながら撹拌を続けます。ここからは、泡立てというよりもミルク全体を滑らかに混ぜ合わせるフェーズです。
この段階では、あまり大きな音はしません。「シャーー」という心地よい音が聞こえてきたら正解です!ミルクピッチャーが熱くなって持てなくなる一歩手前、つまり温度が55℃~65℃くらいになったらスチームをオフにします。
時間の目安
- 泡立てフェーズ:3の手順で約15~20秒
- 撹拌フェーズ:4の手順で約30~40秒
- 合計時間:50~60秒
最初のうちはタイマーを使って練習するのがおすすめです。感覚だけでなく、数字で時間を把握することで、安定したミルクが作れるようになります。
ミルクのスチーミングがラテアート成功の鍵!
ミルクのスチーミングはラテアートの最重要ポイントと言っても過言ではありません。ミルクの泡立て方ひとつで、アートの仕上がりが大きく変わります。
ミルクの状態が良ければ、ラテアートの成功率は格段に上がります。初心者の方も、ぜひこのステップを丁寧に行ってみてください!
何度も練習を重ねて、綺麗なスチームミルクを目指しましょう!
ステップ2:エスプレッソにミルクを注ぐ ~かさ上げをしよう~
次に、泡立てたミルクを準備しておいたエスプレッソに注ぎます。カップの6割くらいまで一気に注ぎましょう。ここでのポイントは、注ぐ時の高さとスピードです。
コツ1:ミルクは高い位置から真ん中をめがけて注ぐ!
離れた位置から注ぐことで、ミルクに勢いがつき、ミルクがエスプレッソ表面に浮くのを防ぎます。
コツ2:ミルクピッチャーを回しながら注ぐ!
注ぐ際、ピッチャーを少し回しながら注ぐと、ミルクとエスプレッソがきれいに混ざり、表面が滑らかになります。
ステップ3:ハートの形を作る ~浮いたミルクに切れ込みを入れてハートの形にしよう~
カップの6割までミルクを注いだら、いよいよラテアートのクライマックス、ハートの形を作っていきます。このステップでは、ミルクの注ぎ方がアートの仕上がりを決定づけるので、細かいポイントをしっかり押さえて進めましょう!
① ミルクピッチャーの先端を液面に近づける
まずは、ミルクピッチャーの先端を液面から約1cmのところまで近づけます。ここが重要です。ミルクを注ぐとき、あまり高い位置から注ぐとミルクが勢いよく沈んでしまい、表面にハートが描けません。狙う場所はカップの中心より少し手前です。
すると、エスプレッソの茶色い表面に白いミルクの丸が浮かび上がってくるはずです。ここがハートの始まりとなります。
② 一気に注ぐ!
次のステップでは、ためらわずに一気に注ぎましょう。このとき、ピッチャーのおしりを上げるイメージで、ミルクを勢いよく注ぐことがポイントです。注ぎながら、位置は変えずにそのままキープします。
ミルクの白い丸が大きく広がるのを確認しながら進めていきます。
③ 9割ほど注いだら前進する
ミルクを約9割注いだら、いよいよハートの仕上げに入ります。この段階で、ピッチャーの先端を液面から少しずつ離しながら、ハートの中央を目指して前進させます。
そして、ピッチャーをカップの反対側の端までスッと進めていき、到達したところで注ぐのを止めます。これで、美しいハートの形が完成です!
コツとポイント
- ポイント1:ピッチャーの高さは重要!液面に近づけすぎると沈んでしまうので、約1cmの高さを意識しましょう。
- ポイント2:ためらわずに一気に注ぐことで、ハートが大きく広がってくれます。
- ポイント3:最後はピッチャーを中央に進めて、ハートの先端をシャープに仕上げましょう。
よくある失敗3つとその原因・対策
ミルクが浮いてこない
原因:ミルクの泡立て不足か、撹拌が十分でないことが考えられます。
対策:もう少し泡立てフェーズの時間を長くするか、ピッチャーの中でしっかりとミルクが回るようにして、滑らかな泡を目指しましょう。
ハートが広がらない・小さい
原因:ミルクの量が足りなかったり、注ぐスピードが遅いとハートが小さくなります。
対策:ミルクの量を増やし、少し勢いよく注いでみましょう。
ハートが歪む
原因:カップを持つ手が歪んでいることが原因です。
対策:カップの底を少しだけ机に着けるなどして安定させ、注ぐ際に手元がぶれないように意識してみましょう。
まとめ
・ハートのラテアートは、初心者でも挑戦しやすく、基本の技法が詰まっている!
・道具は最低限「ミルクピッチャー」と「ラテカップ」を揃えればOK。
・3ステップをマスターすれば、誰でもハートのラテアートが作れるようになります。
この記事で紹介した3つのステップを実践すれば、初心者でも簡単にハートのラテアートが描けるようになります。最初は少しコツが必要かもしれませんが、練習を重ねるうちに、家族や友達を驚かせるような素敵な一杯を作れるようになりますよ!
もしチャレンジして「うまくいかない…」と感じたら、心配はいりません。記事内で紹介している失敗しがちな原因とその対策を参考にしてみてください。何度か試してみることで、きっとコツがつかめるはずです。
よくある失敗3つとその原因・対策 を見る
ラテアートは、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、楽しみながら練習していけば、徐々にハートの形が安定してきます。特に、このハートデザインは、ラテアート初心者が最初に挑戦する基本の形です。焦らず、何度もチャレンジしてみて、コーヒータイムをさらに特別な時間にしていきましょう!
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